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コロナ禍のストレス症状ランキング

株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:西野精治・道端孝助)は新型コロナウイルスの影響により人々の働き方がどのように変化しているか、またそれによって睡眠やストレスにどのような影響が出ているかを7都府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)の有職者1,000人(性別・年齢で割当した1,000名)を対象に調査を実施し、その結果を発表した。(プレスリリース)
今回の調査によって、働き方の変化の有無を問わず、新型コロナウイルスの影響により全体の31.2%で労働時間が減り、63.8%は変化がなく、4.9%は増えたことがわかった。
特に働き方に変化があった人の場合、労働時間は1時間11分短くなっていた。一方、働き方に変化がなかった人の労働時間は15分の減少に留まった。
働き方の変化の中でも、今回の新型コロナウイルスの影響によって初めて在宅勤務になった人の場合では、労働時間は58分短くなっていた。また睡眠時間については、全体の19.8%が長くなったと回答しており、全体の平均では21分間長くなったことがわかった。
睡眠の質においても働き方の変化によって差が見られた。新型コロナウイルスの影響を受ける前の睡眠の質は良かったものの影響を受けてから睡眠の質が悪くなった人は、働き方に変化があった人で13.8%、なかった人では7.3%だった。
一方、新型コロナウイルスの影響を受ける前の睡眠の質は悪かったが影響を受けてから睡眠の質が良くなった人は、働き方に変化があった人で6.2%、なかった人では1.2%だった。全体として、睡眠時間が長くなったことが睡眠の質の改善には結び付いていないことが明らかになった。
回答者全体の69.7%で、「新型コロナウイルスの影響を受ける前にはなかったが影響を受けた現在においては何らかのストレス症状が現れた」と回答した。働き方の変化があった人に限った場合、この数字が73.8%まで上昇し、一方で働き方の変化がなかった人の場合は64.1%に留まることがわかった。
ストレス症状の内容としては「よく眠れない」以外にも、「めまいがする」、「首筋や肩がこる」、「目が疲れる」、「食慾がない」、「脳が疲れる」などの回答があり、不眠以外の不定愁訴も多く、これらが相互に悪影響を与えている可能性も考えられる。