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仕事で実現したい機会に対する意識調査

6億7,500万人が利用する世界最大のビジネス特化型ソーシャルネットワークサービスのリンクトイン(LinkedIn) は、世界22か国を対象とした「仕事で実現したい機会に対する意識調査(Opportunity Index 2020)」を発表した。(プレスリリース)
この調査では、経済状況や幸福度(個人の実感や親との比較)、仕事で成功する自信などを指標として算出している。結果を国別・男女別・世代別で比較することで、世界の労働市場をより深く理解することを目的としている。
「100点」を自信の基準得点とした場合、「仕事で実現したい機会」は、日本が22か国中最下位という結果だった。平均指標より2割も低く、日本は海外諸国と比べて仕事や成功への自信が少なく、悲観的だという結果になっていた。
1位:インド
2位:インドネシア
3位:中国
4位:アラブ首長国連邦
5位:フィリピン
6位:メキシコ
7位:ブラジル
8位:アメリカ
9位:マレーシア
12位:ドイツ 13位:スイス 17位:オーストラリア
「人生で成功するためには、何が重要だと思いますか?」という問いに対しては、、日本も世界同様に「一生懸命働くこと」が最上位だった。
以降の順位で日本の特異な点が顕著に現れた。世界では「変化を喜んで許容すること」「ふさわしい人々とのつながりやネットワーク」と続いたが、日本だけが「幸運」が重要であると回答していた。
また、世界平均の3位:「ふさわしい人々とのつながり」についても、日本での回答は約半数になっていた。
「良い生活にとって重要な要素」については、世界でも日本でも「良好な健康状態」だが、2位で差が生じた。は世界では「経済」、日本では「精神」だった。
「どのような仕事を求めますか?」については、世界平均では、「ワークライフバランスが優れている仕事」と「自分が大好きなことができる仕事」が同率1位で全体の4割を占めた。
日本では「自分が大好きなことができる仕事」は5位だった。日本では仕事に「好きなこと」は求めていない傾向が見える。
仕事の機会を得るための阻害要因については、世界では「財政的状況」なのに対し、日本では「年齢」が1位だった。