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業務用の端末を従業員に選ばせると? iPhone & MAC

米国で企業に対してApple製品導入サービスを提供しているJamfがレポートを発表した。
(Survey: The Impact of Device Choice on the Employee Experience )
企業が業務で使用する端末(スマートフォンやPC等)は、企業側が用意したものを従業員に渡すものであり、従業員が端末を自由に選択するのは一般的ではないだろう。そこでこの調査では、「もしも従業員が自由に業務で使用するスマートフォンやPCを選べたら?」という内容で実施された。
その結果、スマートフォンでは75%がiOS端末、PCでは72%がmacOS端末を選ぶという結果が明らかになった。
調査対象となった事業所では、52%が業務で使用するPCを従業員に選択させ、モバイルデバイスでは49%が選択できるようにしてるという結果があった。そこで、このように自由に選択できる事業所での従業員の行動について、企業役員・マネージャー・IT専門家という役職の従業員580人を対象としていた。
また、この調査では68%の回答者が、デバイスの選択が生産性を向上させると答えている。
プライベートでも仕事でもMacやiPhoneを使っている場合、別の端末で新たな操作を覚える必要がなくなることにより、スケジュール調整や連絡先の共有などでも効率も上がるとしている。
35%の人については「職場を誇りに思うことができる」とも回答してる。
これは、従業員に自分の好きな端末を選択させることで、職場に対する満足度が上がることを意味しているようで、77%の人はデバイスを選択できる事業所にとどまる可能性が高いと回答している。
人材不足の現在、優秀な人材を事業所に繫ぎ止めるには、自身でデバイスを選択できる環境を整えるのが良いのかもしれない。
ただ少しこの調査報告では注意が必要かもしれない。
調査報告しているJamfはApple製品向けに管理ソフトウェアを販売している。そのことが調査結果に影響している、あるいは調査対象の限定性も疑うことは可能だ。
ただそれらを差し引いたとしても、相当数の企業の役員・マネージャー・IT専門家がApple製品を使いたいと考えているというのは事実かもしれない。