
元漫画家で推理作家の著者が社会保険労務士の世界を描く!
単行本(ソフトカバー): 280ページ
出版社: 文藝春秋 (2017/11/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 4163907602
ISBN-13: 978-4163907604
発売日: 2017/11/28
主人公は朝倉雛子。
26歳、恋人なし。
派遣社員から一念発起して社会保険労務士の資格に合格。
最初の仕事は、オフィス向けの事務機器などの販売とメンテナンスをする会社が舞台となった。
この会社で、3年前に入社し、今年退職した日置真子からの困った要求に対応するというものだった。
その要求とは
年次有給休暇が退職前に多く残っていたことから、出勤しなかった分の給料を支払え!
自己都合退社だとすぐに失業保険がもらえないので、解雇扱いにしてほしい!
さて、新米社労士の朝倉雛子はどのような解決策を――。
ほかにも、産休育休、裁量労働制、労災、パワハラ、ブラックバイトなど6つの事案に対し、解決に向けて奮闘する朝倉雛子が描かれた連作短編集。
朝倉雛子の活躍によって、社会保険労務士の業務内容が楽しく分かってきます。
著者略歴
水生 大海
三重県生まれ。出版社勤務、漫画家を経て2005年、チュンソフト小説大賞(ミステリー/ホラー部門)銅賞受賞。2008年、『少女たちの羅針盤』(旧題「罪人いずくにか」)で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞、翌年デビュー。14年、「五度目の春のヒヨコ」(『ひよっこ社労士のヒナコ』所収)が第67回日本推理作家協会賞短編部門候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) BOOK著者紹介情報」より