
「日馬富士事件に学ぶ、女性の仕事と恋」
「はた楽サロン」ご愛読者のみなさま、こんにちは。恋愛心理研究所所長、日本初の恋愛カウンセラー、転職・就職相談にもお答えしている安藤房子です。
前回のコラムは、「アムロス現象なオンナは仕事も恋もうまくいかない」というテーマでお届けいたしました。
今回は、最近話題の、日馬富士のパワハラ暴力問題に通じる「女性の仕事と恋」についてお伝えいたしますね。
今回の事件の報道をテレビなどで観ながら、相撲の世界と、私たち「一般社会」、違うようでいて、共通することも結構あるなぁ・・・と、私は感じています。
ひとつの「組織」に所属して働く方が多いと思うんですよね。そんな中、自分の上の世代がしていたことと同じようなことを真似てしまう社員の方が多いのではないでしょうか?
おそらく日馬富士は、自分も同じようなことをされていたのでしょう。そして、同じような行動に出てしまったのでしょう。
そして、こういう出来事は「組織」の問題だけではありません。
もう、このコラムでも何度かお伝えしているように、
「自分がどんな子供時代を過ごしたのか」
ということが、大人になっても関係してくるのです。
子供時代に暴力を受けた人は、大人になってからも暴力をする傾向が強いです。自分に関わる人を支配したい。アルコール中毒の親の子はそうなりがちですし、周囲の人たちとうまく交われない子は大人になってもそうなりがち。両親の関係がうまくいっていない環境で育った場合は、不倫や略奪愛に走りやすいのです。
この状態を、心理学では【エレクトラ・コンプレックス】と言います。(男性の場合は【エディプス・コンプレックス】という言い方で表現されます。)
そして、エレクトラやエディプスの男女はどんな大人になるか?
うん。自己肯定感がとても低いのに、周囲から認めてほしいという欲求が強くなり、よい人間関係を築きにくくなるんですよね。
それって、いい人間関係ができると思います?
できるわけがありませんよね。仕事であれ恋愛であれ、いい人間関係などできるわけがないんです。
では、エレクトラやエディプスの人はどうすればよいのか?
答えはひとつ。「親との関係をしっかりと見直し、親は親、自分は自分」という価値観を見出し、誰かを恨むことのない、トラウマから解消される日々を送れるようにすることです。
これは、実は少し難しい。でもね。これができるようになれば、ハッピーな仕事と恋の人間関係を築けるようになるんです。
「自分は不幸だ」と思っている人は、自分が「いかに毎日不幸なのか」と、「不幸の数」を数えています。
一方、「毎日楽しい」と感じている人は、「今日あったハッピーなこと」を数えています。
そう。
ハッピーな毎日を過ごすのは、意外とできる。「私が今日楽しかったこと」を数えてみればいいんです。
駅前の花屋さんのクリスマスのリースがキレイだったなあ、とか。
今日食べたサーティーワンの新商品が美味しかったなあ、とか。
ランチで食べた、ドトールのミラノサンドが美味しかったなあ、とか。
そうやって、ハッピーなことを数えられるようになると、過去のトラウマともサヨナラしやすくなります。親は親、私は私、と、自分の道を進めるようになるのです。
ほら。女性にもいるじゃないですか。日馬富士みたいな人。
うん。「お局様」。
そんな人から虐められて悔しい思いをするなんて、時間の無駄って思いませんか?
そんな人は自分から遠ざければいい。
自分のハッピーを考えられるようになれば、何も困ることはない。
自分が誰かに虐められてけいたとしても、誰かを虐めようなんて思わなくなる。
だって、人は誰も、その人にしかない才能と魅力を持って、この世に生まれてきているんです。あなたも、私も、周囲の人から愛される価値ある人なのです。
トラウマを解決すること。
そこから、あなたのハッピーな未来ができていくのです。
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