皆さんお久しぶりです。中央区築地の社会保険労務士の田中豪です。講演や助成金にメンタルヘルス、更には弊社の法人化等々、山積する業務に翻弄され、遅くなり申し訳ありません。逆に社労士って、本当に現代社会のニーズに本当にマッチングが良いと実感しています。

さて、お待たせしました。本日はコラム第３回「社労士と助成金・其の二」でした。今回から具体的な助成金に触れていきます。しかも至急どうしてもお伝えしたい助成金があるので、この助成金に限定させて頂きたいと思います。因みに第４回も引き続き助成金をメインとしたいと思っていますがいかがでしょうか。どんなことでも結構です、ご意見やご要望を頂けるととても助かりますし励みになります。良かったらコメントお願いします。

第１回で、数十存在する助成金の内、安心してお勧めできるのはごく僅かであるという事はご説明させて頂きました。今回のコラムでまず押さえておくべきポイント、それは「経費型助成へのシフト化」という事です。世の中は、就職難で正規雇用による就職が困難な時代から人手不足の時代へ完全にシフトしています。コンビニやファミレスで掲示されている時給を見ればそれは明らかです。例えば東京では時給１，５００円、高校生でも１，２００円も珍しくありません。

このような時代に即し、助成金の形態も正社員化や社内の規則導入によるものから経費型へシフトしている傾向にあります。例えば「研修を従業員に実施した」とか「就業規則を整備した」等に関して、専門家に支払った経費の一定割合が助成されるという物ですね。

実は期間限定で、会社の職場環境を向上させたいと本気で思っている経営者の皆様には非常にメリットのある助成金があるんです。それはズバリ「職場意識改善助成金・勤務間インターバル制度」です。１２月１５日までの申請期限ですが、人気がありおそらく予算の都合上、それ以前に締め切られることになると思われます。今回、はた楽サロンの林様の許可を頂き、弊社作成のアナログ感満載の助成金資料をお付けしています。弊社のそれはそれは一生懸命頑張っている保健師の子が作成してくれました！非常に分かり易くまとまっているのでぜひご覧になって下さい。

この資料の５ページですね。概要は以下の通りです。
①各従業員が業務終了後、翌業務開始日まで一定時間空ける事を制度化する。具体的には、９時間以上が対象。
②当然、就業規則に導入。
③助成額は、専門家（これは原則、社会保険労務士です）に依頼した経費の７５％、つまり５０万を支払うと３７．５万円、４０万支払うと３０万が助成。
④インターバルの時間が、９時間以上１１時間未満の場合は限度額が４０万円、１１時間以上の場合、５０万円です。
⑤具体的な内容は、
１、就業規則の変更に３０万円
２、労務管理担当者への研修に１時間当たり１０万円・３時間３０万円まで
３、従業員の研修に１時間あたり１０万円・３時間３０万円まで

概要はこんな感じです。船井総研他会員となっているコンサル会社を情報交換をしても、８月頃まではこの助成金に注力している社労士って全くと言っていいほどいませんでした。ですが、弊社がメリットを広め過ぎたのも災いしたのか、申請数が急上昇している様です。その理由って何かお分かりでしょうか。

それは一言でいうと、企業が社内の労務を改善するのにはまたとないチャンスに他ならないからです、それも格安でです。もうお気づきですね。企業が私たち専門家に支払った経費の７５パーセントが国から助成されるのです。就業規則を徹底的に整備するのも良し、研修によりパフォーマンスを向上させるのもいいですね。但し、当然ながら助成金ですので一定の条件があります、詳細は顧問の諸労使や私共助成金に特化している社労士にお問い合わせ下さいね。

また、社会保険労務士の先生で「この助成金を顧問先に提案したい」「詳細を知りたい」等のご質問がありましたら、遠慮なくご連絡頂ければ幸いです。「はた楽サロンをみた」旨をお伝えいただければ、私で分かる範囲内であればご回答させて頂きます。報酬は当然頂きません、その代わり顧問先にこの有用な助成金をぜひお勧めして頂きたいと思います。

本日は以上です。

□ご意見・ご要望・お問い合わせはコチラへ
田中豪事務所：東京都中央区築地２－１１－２
ＴＥＬ（代表）：０３－３５４７－１７３０
ＭＡＩＬ：sr-tanaka@ae.auone-net.jp