
マインドフルネスとは、「今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることである」思想や感情にとらわれない心の持ち方です。
●マインドフルネスに期待する効果
ストレスフルな状態では「未来」に不安を抱いたり「過去」の嫌な出来事を思い出し、自らストレスを強めてしまいます。しかし、マインドフルネスによって、それらネガティブな感情を対処できるようになります。不要な思考を切り離し平静さを取り戻し、客観的に現実を捉える心を養います。
一般的には、「マインドフルネス・ストレス低減法」というプログラムが有名です。アメリカ心理学会もストレス対策の柱として推奨しており効果は研究でも実証されています。
下記は、その研究結果の一部です。精神論ではなく科学的に立証された効果です。
マインドフルネス・ストレス低減法を8週間行った人を調査した結果
→体の不調はおよそ35パーセント軽減
→心の不調はおよそ40パーセント軽減
そんなすごい効果があるなら試してみるしかないですよね。
NHKのTV番組で放送されたマインドフルネスを簡単にご紹介します。
●マインドフルネスのやり方(10分間程度)
1まず背筋を伸ばして、体を左右横にゆすりながら、体が真っ直ぐになる位置を見つけます。
2.肩の力を抜いて、目を軽く閉じます。
3.顔の力を抜いていきます。
4.呼吸をあるがままに感じます。
呼吸の長さをコントロールしないことがポイントです。
5.湧いてくる雑念や感情にとらわれない。
もし雑念が浮かんだら、「雑念、雑念」、怒りの感情なら「怒り、怒り」などと心の中でつぶやき、「戻ります」と唱えて呼吸に注意を戻します
5.身体全体に、吸った息が行き渡るようなイメージで呼吸していきます。
6.空気の動きや部屋の広さなど、周りの空間に注意を広げ今の瞬間を見守っていきます。
7.まぶたの裏に注意を向け、そっと目を開いて終了です。
いかがでしたか?