ブラック企業で働いた経験は?

総合求人情報サイト「はたらこねっと」を運営するディップ株式会社(代表取締役兼CEO 冨田 英揮)が、「はたらこねっと みんなの声レポート」で「ブラック企業で働いたことはある? みんなの体験談と対策」のアンケート結果を発表した。
この調査は、はたらこねっとユーザー263人を対象にインターネットで実したものだった。

「ブラック企業」で働いた経験はありますか?
ある:52%
ない:48%

「ブラック企業」と感じた仕事の業種は何でしたか?
サービス関連:23%
流通・小売関連:16%
IT・通信関連:10%
医療・介護・福祉関連:10%
建築・土木・不動産関連:8%
メーカー関連:7%
運輸関連:5%
旅行・ホテル関連:4%
商社関連:3%
インターネット・WEB関連:3%
金融関連:2%
マスコミ関連:2%
映像・音響・マルチメディア関連:2%
住宅・インテリア関連:0%

「ブラック企業」であると感じた理由
募集・採用時の説明と実際の雇用条件・待遇が異なっている:46%
長時間労働が強要されている・常態化している:40%
パワハラ・セクハラが行われている:40%
充分な研修がされないまま仕事を任される:37%
残業代が支給されない:35%
上司、上層部のコンプライアンス意識が低い:34%
有給休暇が取得できない:29%
過度なノルマがある:19%
最低賃金以下の給与となっている:13%
年間休日が極端に少ない(法的休日:1日の所定労働時間が8時間であれば105日):13%
その他:5%

一番多い理由が「募集内容と実際の雇用条件・待遇が異なっていた」であるが、これは「違法」とはいえないというのが厚生労働省の見解になる可能性もある。
労働基準法第15条には、労働条件の明示が定められているが、この条文で述べられている労働条件の明示とは労働者個々人に対して書面で明示される労働条件のことであって、募集の際に求人票や募集広告で提示するものではない。これは労働条件の「目安」という位置づけであるという。

そのせいか、このようなトラブルが多く、これを原因として「ブラック企業」という位置づけにされてしまうとしたら、企業側も求人広告の掲載を少し考え直したほうが良いのかもしれない。

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千葉麗子

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