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林部長を絶句させたイクメンの清水くん

2010年に当時の長妻厚生労働大臣が少子化打開の一助として「イクメン」という言葉をはやらせたいと国会で発言し、それ以降、男性の子育て参加や育児休業取得促進などを目的とした「イクメンプロジェクト」を始動させました。これをきっかけに、「イクメン」という言葉は社会に浸透してきました。
「イクメン」とは「育児をするメンズ(男性)」の略語で、育児中の男性という意味だけではありません。自ら進んで育児休暇を取得するなどして、積極的に子育てを行う男性、育児そのものを楽しむ男性、さらには将来的にそうなりたいと思っている男性も含まれます。「イケメン」をもじって「イクメン」という意味もあります。
そんなイクメンの清水くん。
林部長に近寄ります。
育児休暇
「部長、育児休暇の申請をお願いします」
「ほ~、そっか、清水のところも子供ができたのか!」
林部長は、清水くんに子供が出来たことなど全く知らされていないなと思ったものの、この申し出に感心するような口調でした。
まわりの同僚も初耳だったようで、清水くんに声をかけます。
「よっ! イクメン男子」
「清水さん、頑張ってね!」
清水くんも素直に答えます。
「みんな、ありがとう~」
子供の名前は?
清水くん、どれだけ子供がかわいいのかをアピールするため、スマホで画像をみんなみ見せびらかしました。
「名前はケンちゃん! 生後2ヶ月なんだけど、かわいいでしょ!」
その画像には、子猫が写っていました。
それを見た周囲のひとたち、たちまち顔色が変化します。
「この人、大丈夫? これって猫だよね?」
冷静に見ていた林部長、あまりのことに絶句。
徐々に現実に戻ると、怒りで顔が真っ赤になりました。