
「ストレスを感じやすい人」「そうでない人」?
物事の捉え方を柔軟に広げることができる人は、ストレスを感じずに処理することができます。起こった出来事や人との関わりに対してネガティブな感情が湧くのも仕方のないことです。客観的な事実を把握し、広い視野で捉えることができるか否かが、大きな差になっていきます。
ではストレスを「感じやすい人」と「感じにくい人」は何が違うのか?
それは、日常での行動や考え方から見えてきます。ストレスに関係する行動や考え方は、分類すると下記の3つのタイプに分かれます。
例 注文した料理がなかなか来ない、大混雑しているレストラン。
あなたはどのタイプ?
Aさん「すみません!料理が来ないんですけど!」と店員にイライラした顔で文句を言う
Bさん 遅いのを気にしながらも、黙って自分の気持ちを抑える
Cさん 料理を待ちながら、何事もないように景色を眺めたり、他の考え事をする
★Aさん→競争心が強くてせっかちな人
競争心が強く、心に余裕がない、何もせずじっと座っているのが苦手、思い通りにならないとイライラしやすい、わがまま、他人をコントロールしようとする
★Bさん→何でも我慢しがちな人
何でも我慢しがちで自己主張せず従順。他人への気配りが過剰、真面目で几帳面、自分の感情を抑圧して表に出さない、他人にコントロールされやすい
★Cさん→マイペースな人
ストレスを感じにくい人
ストレスを感じやすい性格は大きく分けてAさん、Bさんの2つのタイプです。
特にBさんの傾向が強い人は、職場の上司と部下という対等な立場を保てない場合に心身の不調を引き起こしやすくなります。
他に、例えば以下のような事を経験したり、捉え方・受け取り方をしがちな人はストレスが溜まりやすくなります。
・人が褒められるのを見て、自分と比較し自信をなくしてしまう
・他人の小さなミスにイライラして、解決しても許すことができない
・自分がどう思われているか、人がどう思っているか気になる
・あの時、こうすればよかったといつまでも引きずりがちである
・言いたいことが言えずに、言葉を飲み込んでしまう
・なぜ理解してくれないのか?と悶々としてしまう
・本意ではないことを我慢してしまう
ストレスの原因の多くは人間関係でのコミュニケーションによるものです。独自の基準や捉え方によってストレスを感じやすい人、そうでない人との差があるといえるでしょう。
自分のタイプを自覚し広い視野で物事を捉える考え方を高めていくコミュニケーション能力を身に着け、ストレスの原因を作らないようにしていきましょう。
ストレスの原因を作らない3つの方法
1.自分を主張するための「アサーティブコミュニケーション」
2.客観的な事実を把握する「省略」「歪曲」「一般化」
3.物事の捉え方や視点を変える「リフレーミング」