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茨城出身者は採用せず、人事異動も! 林部長の危機

東京証券取引所第1部上場の総合機械メーカーの会長が「富山生まれの人は閉鎖的な考え方が強いから採らない」と発言して物議を醸したのは記憶に新しいでしょう。
地元の富山県では怒り心頭状態となり、富山労働局も「公正な採用選考の観点から不適切」と反発していました。
結局、この騒動によって同社会長は「私の発言の一部に不用意で不適切な表現があり、ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」とのコメントをホームページに掲載することになりました。
様々な物議を醸したこの騒動ですが、東京生まれ・東京育ちの会長は本社を東京移転するに際し、自分を受け入れなかった(と、思っている)富山県民に対して恨み(?)のような感情を爆発させたと憶測できることでした。
さて、出身地問題は林部長の会社でも起こりました。
朝礼にて 社長
「来年度からは茨城県出身者は採用しません!」
東京出身の社長は、茨城県出身者の人事評価が低いと判断し、今後は茨城県出身者を採用しないことを宣言しました。
「また、人事異動も考えてますからね」
しかも、茨城県出身者に対して人事異動を大胆に行うようなニュアンスで話を続けました。
林部長の衝撃
茨城県出身の林部長は、社長の言葉に青くなりました。
「人事異動…… どうすっぺ?」
あまりの衝撃に心の声が茨城訛りになりました。
「サボりすぎけ? 訛りすぎけ?」
そんな悲壮な状態の林部長を尻目に、若手社員は、
「林部長が移動になればラッキーなんだけど」
と、全く逆の反応です。
豊岡専務のフォロー
社長の茨城県出身者不採用と人事異動発言に対して、豊岡専務は詳しく解説を加えました。
「茨城の人は保守的で訛りがキツイだべさ!」
最後に専務が言い切ったのは、茨城県出身者の一方的な偏見でした。このとき、つい千葉の方言が出てしまいました。
いつも豊岡専務にパワハラを受けている林部長は、それを聞いて、不安な気持ちながらも、純粋な疑問も抱きます。
「はぁ? なんで? どうすっぺ! どうすっぺ!」
「豊岡専務だって千葉だっぺよW」