今週の一作 「脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方」

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
人間の脳は走りながら進化した。脳と気持ちが劇的に変わる脳科学からの運動指南。
はた楽サロン プロ・コメンテーター / フリーアナウンサーの乙坂 章子さん推薦の一冊!
出版社 : NHK出版
判型 : 四六判
ページ数 : 352ページ
ISBN : 978-4-14-081353-9
著者情報 ジョンJ.レイティ (ジョンレイティ )・エリック・ヘイガーマン (エリックヘイガーマン )・野中香方子 (ノナカキョウコ )訳
商品紹介(NHK出版より引用)
アメリカ・イリノイ州のとある学区では、朝の授業の前に「0時間体育」の試みを始めたところ、参加する生徒の成績が上がりました。しかも、0時間目の直後に受けた1時間目の教科にとくに顕著な効果が現れたのです。その理由は──予想もしなかった運動と脳の関係にありました。
運動すると気分がスッキリすることは誰でも知っています。けれどもなぜそうなるのかわかっている人はほとんどいません。本書は「運動と脳」の関係に神経科学の視点から初めてしっかりとメスを入れ、運動するとなぜ学習能力が上がるのか──のみならず、ストレス、不安、うつ、ADHD、依存症、ホルモン変化、加齢といった人間の生活・人生全般に影響を及ぼすのか、運動がいかに脳を鍛え、頭の働きを取り戻し、気持ちを上げるかを解き明かします。空前の脳ブームとランニング・ブームを結ぶ待望の書!
体のためよりも、
脳のために走りましょう
全国学力調査と体力調査で改めて鮮明になった脳と運動の相関関係──。朝に運動をした子どもは成績が上がる。運動をすると脳の神経成長因子が35%も増え、ストレスやうつを改善し、痴呆になる確率は半分になる。運動が脳と気持ちに及ぼす絶大な効果を知れば、あなたの生き方もきっと変わるはず!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
レイティ,ジョン J.
医学博士。ハーバード大学医学部臨床精神医学准教授。マサチューセッツ州ケンブリッジで開業医としても活躍。研修医訓練の監督補佐を務めるマサチューセッツ精神衛生センターでは10年以上にわたって研修医やハーバード大学医学部学生たちを教える。また、ハーバード大学医師生涯教育プログラムの常勤講師として精神科医たちを教えている。臨床研究者として精神医学と精神薬理学分野のピアレビュー専門誌に60以上の論文を発表。1986年にはボストン自閉症研究センターを設立、また、攻撃的行動への新しい投薬治療についての彼の研究から、88年にはアメリカ精神医学会に新しく攻撃性に関する研究会が生まれた。80年代にエドワード・ハロウェル医師とともにADHDの研究を始め、94年に初めてこの障害を分かりやすく説明する著書『へんてこな贈り物』(インターメディカル)を執筆。1998年から毎年、同業者の選出による全米ベスト・ドクターのひとりに選ばれ続けている。また最近では、本書のテーマである定期的な有酸素運動の普及に貢献したとして、非営利団体PE4Lifeより最優秀支援賞を受けている
ヘイガーマン,エリック
サイエンス・エディター。Popular Science誌、Outside誌で編集主任を務める
野中/香方子
翻訳家。お茶の水女子大学教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)