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パワハラ社内報で大炎上

過激な発言が掲載された社内報を従業員がツイートし、一気に拡散。
翌日には、その社内報を出した会社がホームページ上で「お詫び」を掲載するとともに、社内報の全文まで公開した。「本来の意図が伝わっていない」という理由で行ったようだが、これが逆効果を招いた。
炎上は拡大し、株価急落になるほどの騒ぎになった。
その社内報の内容では、
「挨拶すら出来ない馬鹿が多すぎる」
「家庭が劣悪な条件で育ったのだろう」
「個人的に張り倒した輩が何人もいる」
「生殺与奪の権は、私が握っている」
「お馬鹿と利口を分けること、これが格差社会」
というような過激な表現が多く見られた。
これは「甘太郎」や「かっぱ寿司」「牛角」などの飲食店を展開する上場企業コロワイドの社内報で、過激な発言主は代表取締役会長の蔵人金男氏だった。
同社はM&Aを繰り返して成長してきた企業だ。よく目にするチェーン店が次々に傘下に入ってきた。
蔵人氏はマスコミにほとんど登場しないことで有名だが、日本経済新聞(14年10月28日付電子版)の取材に珍しく応じた記事を目にした。
蔵人会長の方針は、その取材記事の内容を見ると、買収先企業であろうと自社の生え抜きであろうと、全く関係なく、社員に声をかけて回るようだ。しかも経歴は一切関係なく実力次第で重用する。逆に実績を示せなくなった場合に更迭することもあるという。
経営者と社員が一体化することで、実力を発揮させる方針で、このためには「鬼の存在」が不可欠だと社内報で語っている。
自らが鬼になり、部下に擦り寄ることをしない孤独な経営者として、ここまでの成長を支えてきたという。
コロワイドは17年3月期の連結最終損益は46億円の赤字に転落した。
最も問題だったのが「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイトだった。59億円の最終赤字。
そのため、すぐにカッパ・クリエイトの社長は更迭された。赤字転落は蔵人会長にとって「重罪」としている。当然ながらこの結果には怒りが爆発したそうだ。
このことが社内報での社員に向けられた過激発言に繋がったともいわれている。
コロワイドの広報担当者は以下のようなコメントだった。
社内報は「メインの内容はビジネスの基本となる考え方を述べたものです」
問題視された部分は「社会人として、あいさつは基本であり、大きな声で元気にあいさつできるように心がけよう、という意味が込められています。独特な言い回しが誤解を受けたのです」
またこのような発言もあった。「会長を知っている者であれば、ユーモアとして捉えられる言い回し」
客観的に見れば明らかにパワハラ盛りだくさんの社内報だが、蔵人会長はカリスマ経営者であるというのも事実だ。