
音楽を聴いて現れる脳波で、リラックスしたとき、集中している時に出るα波と、瞑想したときに出るθ波があります。緊張している時やイライラしたストレス状態のときにはβ波がでます。音楽療法ではこのα波とθ波の二つの脳波が出るように意図的に仕組まれているヒーリングミュージックなどを使います。
★どんな曲が効果的なのか
基本的には自分の好きな曲がいいでしょう。落ち込んでいるときに激しい曲を聴くと、曲自体がうるさく感じて逆にイライラしてしまいます。最初はスローな曲や静かな曲を選び、徐々に元気な音楽を聴くようにしましょう。クラッシック音楽のモーツアルトなどに効果があると言われていますが、クラッシック嫌いの人が無理に聞いても苦痛になって逆効果です。そのときの気持ちに合わせた音楽を聞くだけでもストレスの解消になります。部屋の中でも小さいボリュームでいいので、常に音楽を流しておくのもいいですね。
★カラオケで歌う
自分の好きな曲を好きなだけ歌いましょう。歌うことでお腹に力が入り体温もテンションも上がるでしょう。歌うことも立派な音楽療法として取り入れられています。
★音楽の聴き方
音楽療法用のCDの場合はヘッドフォンの使用をお勧めします。周りの雑音を断ち切るために、イヤホンではなく、耳を覆うタイプのものにしましょう。効果の高い聴き方は、30分~60分程度、毎日聴きしばらく間をあけます。そしてまた毎日聴くようにし、その繰り返しを行います。一定期間集中して聴くと効果が高まるのです。同じ音楽ばかりだと飽きてしまって効果も半減しますので、CDは数枚用意しましょう。