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佐藤 幹夫
エコー株式会社 代表取締役
組織開発ファシリテイター
1963年新宿生まれ。専修大学法学部卒。木下工務店、ソニー生命保険、日本LCAを経て現職。
提供サービス:企業のビジョン作成と浸透研修、組織改革会議、PDCA会議、意識改革研修、リーダーシップ研修、営業強化研修、エグゼクティブコーチング。
個人の持っているポテンシャルを100%引き出し、互いに協働補完する組織づくりを通して社会に貢献することを信条としている。
伸びる会社の社長は目に見えないもの、形のないものを大事にしている。伸び悩む会社の社長は目に見えるもの、形のあるものだけを操作しようとして右往左往している。前者はビジョン、信頼、寛容、愛、約束、使命、などの所謂抽象概念とも言えるもので、精神性(霊性)とも言える。後者はビジネスモデル、ルール、組織表、数字、方法、計画などの形として表現できるものなので、誰にでもわかりやすい。価値と言われるものは目に見えない、形のないものだ。
例えば家を建てようとしたら、一番重要なのは設計図である。これはまだ物質的には形になっていないものだ。この設計図がなければ、どんなに良い大工がいようとも、家は建てられない。これが目に見えないもの、形のないものと、目に見えるもの、形のあるものの関係である。
企業にとって、この設計図にあたるものがビジョンだ。このビジョンを見出すには徹底的な自己内観が必要である。本当に何に価値を見出しているのかは自分の内側に問いかけるしかない。真のビジョンにはパワーがある。またこのビジョンを目前にすると何故だか感動の涙を流す。成功する社長はこういうビジョンを持っている。
このビジョンを見出したら、本当にそこに自分が向かっているのかは、自分と自分がいる場を俯瞰して観察することが必要だ。思い込みが激しく、自分勝手な者は自分の眼が曇っていて自分とその行動を把握できない。だから努力しても結果が出ない。
社員も本当の自分の素晴らしさを知らない。ネガティブに自分を捉えている。だから自信がない。自信がないから、挑戦しない。責任をとらない。積極的に発言をしない。その者が持っている生まれながらの才能、能力、個性を引き出してやると、その人の存在感は倍増する。
もし企業が本当に価値のあるビジョンを持ち、全社員の自己内観能力と俯瞰力が向上し、互いに足りないものを補い合って、ビジョンを実現するように、自信を持って行動できたたらどうだろうか?
私はこういう企業がたくさんある社会を、組織開発を通して実現したい。それは「あるがままに生きる社会」だと言える。そしてこれが私のミッションである。