ハラスメントの実態調査結果

日本労働組合総連合会(略称:連合、所在地:東京都千代田区、会長:神津里季生)は、職場やプライベートにおけるハラスメントと暴力に関する実態を把握するため、「ハラスメントと暴力に関する実態調査」を実施した。(リリースページ

調査協力機関がネットエイジア株式会社で、インターネットにより調査を実施した。全国の18歳~69歳の有職男女1,000名の有効サンプルを集計した。

全回答者(1,000名)の職業では、「正社員・職員(民間企業、団体等)」が51.2%、次いで、「パートタイマー」が20.6%だった。

職場で受けた、または見聞きしたハラスメントについての質問に対して、以下のような結果となった。

「『パワハラ』などの職場のいじめ・嫌がらせ」:45.0%
「セクシュアルハラスメント」:41.4%
「ジェンダーハラスメント」:25.4%
「マタニティハラスメント」:21.4%
「ケアハラスメント」:19.8%
「SOGIハラスメント」:13.7%

ハラスメントの代表格であるパワハラとセクハラだけでなく、多種多様なハラスメントが職場にあることが分かった。

では、ハラスメントは誰から受けているのかについては、以下の結果だった。

上司や先輩:69.8%
同僚:28.7%
部下や後輩:6.9%
派遣先、出向先の人:4.0%
顧客:3.6%
取引先:2.2%
その他:12.7%

続いて、職場でハラスメントを受けたことがある人(254名)に、ハラスメントを受けたときに相談したかと聞いた。

「相談した」:58.3%
「どこにも相談しなかった」:41.7%

自身がハラスメントを受けたとき、どのような生活上の変化があったかについても質問している。

「仕事のやる気がなくなったり、ミスやトラブルが多くなったりした」:47.2%
「心身に不調をきたした」:33.1%
「夜、眠れなくなった」:19.3%
「仕事をやめた・変えた」:18.9%
「自分が価値のない存在になったと感じた」:15.7%

職業・雇用形態別にみると、「仕事をやめた・変えた」では正規雇用者・公務員:11.3%、非正規雇用者:28.3%という結果で、非正規雇用者のほうが17.0ポイント高くなっていた。逆に「仕事のやる気がなくなったり、ミスやトラブルが多くなったりした」については正規雇用者・公務員:51.8%、非正規雇用者:41.6%、「仕事を短期間休んだ」でも正規雇用者・公務員:18.4%、非正規雇用者9.7%という結果となり、ここでは正規雇用者・公務員が10ポイント前後高くなっていた。

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千葉麗子

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