40~80代の7割以上は「 目の健康 」に自信ナシ!

生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、40代からの「目の健康」をテーマにしたインターネット調査を行った。(プレスリリース

現在、目の健康に自信がありますか?

「自信がある」:28%
「自信がない」:72%

「40歳を過ぎてから、目の不調が増えた」という人が60%もあった。不調になりだした具体的な年齢は平均で49.3歳だった。40代は「目の曲がり角」を自覚しやすい年代といえそうだ。

老眼以外の具体的な目の悩みは何ですか?

疲れ目:65%
かすみ目:55%
かゆみ:20%
異物感:13%
目やにの量:12%
充血:11%

実際の声も紹介されていた。
「仕事でパソコンを使ったり、電子書籍を読んだりする時に画面がぼやけてくる」(50歳・女性)
「左右のピントが合わないことがあり、見え方が不安定になる」(80歳・男性)

調査結果について、まなべ眼科クリニック院長・眞鍋洋一先生が、加齢による疲れ目・かすみ目の対処法について語っている。

<専門家プロフィール>
眞鍋洋一(まなべよういち)
まなべ眼科クリニック院長/日本眼科学会眼科専門医/「医師+(いしぷらす)」所属
1986年 埼玉医科大学医学部医学科卒業。1990年 埼玉医科大学大学院臨床医学研究科眼科学修了。
丸山記念総合病院眼科、畠山眼科医院、栗原眼科病院、聖路加国際病院 眼科を経て、1996年まなべ眼科クリニックを開業。

■ 疲れ目・かすみ目の原因は1つではない!
年齢にかかわらず、目の疲れやかすみに悩む人は多くいらっしゃいます。しかし、目の疲れ・かすみとひとくちにいっても、実はさまざまな原因があるのです。
例えば、スマートフォンやパソコンといった「目の酷使」が原因であるケース、コンタクト・エアコン・紫外線などによる「目への負担」が原因であるケースなど。同じ疲れ目・かすみ目といっても、その背景にある要因は1つではないのです。
そして、40代を過ぎた方の中には、年齢を重ねるにつれて、目の疲れ・かすみを感じやすくなるという方がいらっしゃいます。この場合の疲れ目・かすみ目は、加齢による「涙液不足」が1つの要因として考えられるでしょう。

寝る前にしていること

眞鍋先生の語る「スマートフォンやパソコンといった『目の酷使』」については、はた楽サロンで以前に睡眠に関する調査を行った際の、「寝る直前に何をしていますか」の回答結果にも現れているかもしれない。

※ 参考記事「睡眠満足度の低い現代人に多い悩みとは

この調査結果では、寝る前に行うこととして、「テレビ鑑賞」が43.5%、「スマホチェック」が39.8%で上位を占めていた。これらの機器から発せられる有害な光はブルーライトと呼ばれ、眼球に対する直接的なダメージを与えている。

一方で目についていえば、紫外線やブルーライトのような高エネルギーの光を吸収し、このような有害な光によって発生する活性酸素を消去しているのが黄斑部や網膜に存在するルテインである。ルテインは網膜の変性を防ぎ、目の健康を維持すると考えられている。

ルテインとは、カロテノイドと呼ばれる天然色素の一種であり、黄色の色素。ほうれん草、にんじん、かぼちゃ、ケール、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、とうもろこし、植物の緑葉、マリーゴールドなどの黄色い花の花弁、果実、卵黄に多く含まれている。

このルテインの効果について、どのような事例・報告があるか調べてみるとかなり興味深いことがわかった。

加齢黄斑変性症

加齢とともに黄斑部の働きに異常が起こり、視力が低下する病気として「加齢黄斑変性症(加齢性黄斑変性症)」がある。
高齢者が失明する原因の一つにもなっていて、症状としては、物体の大きさ、色彩などが違って見えたり、さらには、物が動いたり曲がったりするように見えるというものだ。

米国の研究報告では、1日10 mgのルテインを、単独または他の抗酸化物質やビタミン、ミネラルと併用して12か月間摂取させ、加齢黄斑変性症の症状が改善されたというのがあった。
英国とオランダの施設では、1日10 mgのルテインエステルを12か月間摂取させ、視力低下の抑制が認められたという報告もある。

白内障

目の水晶体が加齢とともに白く濁って視力が低下する病気が白内障だが、水晶体が白く濁ってしまうことで、集めた光が眼底に十分に届かなくなり、視界のかすみ、視力の低下、光をまぶしく感じるといった症状が現れてくる。

ルテインは、眼球に入ってくる有害な光線を吸収するため、白内障の発症リスクを低減する効果もあるとされている。また予防という面では、ルテインが豊富に含まれた緑黄色野菜を摂取するのが多くなると、白内障発症リスクが低減するともいわれている。

その他の効果的な成分

ビルベリー
一般に目に良いといわれるブルーベリーは、アントシアニンという成分が入っている。ビルベリーはそのアントシアニンの含有量がブルーベリーの約2倍であることから、「飲む目薬」ともいわれている。

 

 

クロセチン
クチナシやサフランの鮮やかな黄色の素になるカロチノイド。古くから生薬としても知られ、目の疲れをとり、健康を保つといわれる。また分子が非常に小さく、他の栄養成分の力を引き出す働きがあり、ルテインとの相乗効果が抜群。

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