ストレス満載の満員電車、3人に1人は「引っ越したい!」

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区)は、首都圏在住で都内に電車通勤をしている会社員男女618名を対象にした「満員電車と住まいの関係」調査を実施し、その結果を発表した。(リリースページ

満員電車で日々通勤するということは、それだけで大きなストレスとなる。
そのせいか、通勤電車の混雑が原因で、引っ越したいと思ったことがあるかという問いに対して、「はい」:33.2%、「いいえ」:66.8%というように、3人に1人が「はい」という回答だった。さすがに実際にそれを理由に引っ越したことがあるかという回答については、「はい」:8.3%、「いいえ」:91.7%だった。
しかし、この結果からいかに満員電車に否定的な気持ちがあるかはわかる。

その裏付けとして、次に引っ越す場合は電車の混雑も意識して住まい探しをしたいかについて、45.3%もの人が「はい」と回答した。

一方で通勤時間をとるか、混雑具合をとるかという質問については、「満員電車で短時間通勤」派が76.9%だった。この問いは、満員電車に20分間乗車して通勤するか、ずっと座り続けて120分間の乗車で通勤するかを選択するものだった。
このことから郊外からの長時間通勤よりも、満員電車であっても勤務先に近い都心に住みたいという考え方が強いといえる。しかし、都心部は地価が高いため、同じ家賃であれば必然的に狭い住居スペースになる。
ちなみに同じくアットホーム株式会社の2014年の調査(リリースページ)で、1都3県のサラリーマン583人の平均通勤時間は58分だった。理想通勤時間の結果では35分だった。

また、1日に使う体力を100%として、通勤に割く体力は平均で23.1%という結果がでた。もちろん1位は仕事で55.5%、家事は13.2%だった。

時差通勤については、「している」が29.0%で、その中で46.9%の会社がフレックスタイム制度を導入しているという回答だった。

現在、何かと話題の小池百合子都知事は選挙公約に「満員電車ゼロ」を掲げた。実際に協議会も旗揚げされている。「時差通勤導入」は方策にも挙げられていたが、現状では時差通勤を行っている企業は少数派といえる。ストレスのない快適な通勤を首都圏で実現するのは、まだまだ遠い道のりといえるかもしれない。

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千葉麗子

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